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第24回イノベーティブ経済セミナーを開催しました

2024(令和6)年3月9日(土)、大学院経済学研究科第24回イノベーティブ経済セミナーをJ:COMホルトホール大分サテライトキャンパスおおいた講義室にて開催し、20名の参加者が集まりました。セミナー冒頭に、大学院委員長の宮町教授からあいさつがあり、続いて本学経済学部地域システム学科の亀岡鉱平 准教授から「地域資源管理の主体と客体を巡る法的問題―特に農業用ため池について―」という演題で講演がありました。講演では、まず、地域資源管理の客体である農業用ため池を巡る問題として、農業用以外の他用途利用の増加に伴い、ため池に対する法的説明を精緻化する必要が生じつつあることが指摘されました。続いて、管理の主体として土地改良法に基づく法人である土地改良区が取り上げられ、団体数等の概況の解説とともに、その組織特性や制度上の課題について説明がなされました。講演後には、会場の参加者から質問が複数寄せられ、大分県における土地改良区やため池サポートセンターの現状、ため池管理への市民参加などに関して活発な議論が行われました。

セミナーの最後に、共催団体である四極青雲会(経済学研究科同窓会)の伊藤会長よりご挨拶をいただきました。大学院経済学研究科では、今後とも本セミナーを開催することで多くの皆様と学術的知見を共有してまいります。