経済学部の特徴

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基礎学力を伸ばすことのできる多様な授業、カリキュラムを編成するとともに少人数教育に基づいたきめ細かな指導によって、論理力、表現、開かれたコミュニケーション能力や共生する力を育成します。同時に国際化、情報化などに対応できる能力も育成します。

どんな人を育てようとしているのか

教育理念・目標

社会の中核を支える人材を養成するために

本学部は、経済学、経営学を中心にしながら社会科学の諸分野について、基礎から応用・実践に至るまで幅広く学習することを通じて、経済社会の動向を的確に把握し、社会の中核を支える人材を養成することをめざしています。

こうした人たちが今日の高度化・複雑化する社会に柔軟に対応しながら、各方面で真価を発揮するためには、基礎的能力が不可欠です。こうした能力を身につけることは、社会や経済の変化に対する適応力を高めるとともに、創造性を発揮するうえでの基盤になると考えています。また、実社会で活躍するうえで求められる実践力を身につけるためにも基礎的能力が重要です。そこで、学生の基礎的能力を高めることを本学部の教育目的とします。

この目的を達成するために基礎学力を伸ばすことのできる多様な授業、カリキュラムを編成するとともに、少人数教育に基づいたきめ細かな指導によって、論理力、表現力、開かれたコミュニケーション能力や共生する力を育成します。同時に、国際化、情報化などに対応できる能力も育成します。

求める学生像

いきいきとした好奇心、自己表現、そして、バイタリティー

本学部は、経済社会の諸問題に関心をもつ人に対して、その基礎的能力を高めることを教育の目的としています。

したがって、本学部に入学する人は、経済社会への関心や基礎学力を有すると同時に、自分のもつ学力や能力を伸ばしたいという意欲をもつ学生であってほしいと考えています。とくに、いきいきとした好奇心をもち続けられる人、しっかりした自分をもち自己表現ができる人、そして、バイタリティーあふれる人を本学部は求めています。卒業後の進路として、次のような目標をもっている人が入学することを歓迎します。

・金融界で活躍することをめざす人(たとえば銀行、保険会社、証券会社などの仕事をめざす人)
・産業界で活躍することをめざす人(たとえばメーカー、商社、サービス業の仕事やベンチャービジネスの起業などをめざす人)
・公務に携わることをめざす人(たとえば公務員、国税専門官、裁判所職員や警察などの仕事をめざす人)
・会計や税務、法務に携わることをめざす人(たとえば公認会計士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、司法書士などをめざす人)
・教育や研究に携わることをめざす人(たとえば高校教員、事業コンサルタントやシンクタンク研究員、また大学院進学をめざす人)
・国際社会で活躍することをめざす人(たとえば国際公務員や海外ボランティア、また外国企業で働くことをめざす人)
・地域社会で活躍することをめざす人(たとえば県庁・市町村役場やマスコミ、病院、福祉施設、NPO・NGO、ボランティア組織、地場産品を扱う6次産業などで働くことをめざす人)

大学入学までに身につけておいて欲しい能力等

経済学部の教育は、高等学校において学習する教科・科目を十分に理解していることを前提として行われます。学生の基礎的能力を高めることが本学部の目標ですので、大学入学までに以下に掲げる能力等を身につけるようにしてください。

国語:資料や文章の読解力や大意把握力、自分の考えを説明するための論理的思考力と表現力が必要です。
地理歴史、公民:基礎的な知識と政治、経済、社会の動きに対する知的好奇心と探究心が必要です。
数学:基本的概念や原理・法則を理解することに加え、論理的な思考力と応用力(商業推薦の受験者にあっても、簿記に関する同様の思考力と応用力)が必要です。
理科:基礎的な知識と自然や科学に対する知的好奇心と探究心が必要です。
外国語(英語):資料や文章の読解力と意思疎通のためのコミュニケーション能力、ならびに多様な言語文化に対する関心が必要です。

大分大学経済学部を選ぶ5つのポイント

[1] 高等専門学校から続く伝統と強固な同窓会組織に支えられた就職実績

経済学部の歴史は、日本で8番目の官立高等商業学校として1922(大正11年)に開校した”大分高等商業学校(大分高商)”に始まり、1949(昭和24)年には大分大学経済学部となり現在に至っています。

旧”高商”系の経済学部として85年を越える歴史を築き、1万8千人を越える卒業生が経済界をはじめとする各界で活躍して、高い評価を得ています。

また、同窓会である「四極会(しはすかい)」による学部との連携も盛んで、四極会の「寄付講義」や、頑張る学生への支援を行う「久保奨学基金」などが行われています。

[2] 4年間を通じていずれかのゼミに所属することで少人数教育を実施

就職や卒業後に求められるのは、異なるものとのコミュニケーションです。そのコミュニケーション能力を向上させるのが「ゼミ」です。

全国的なゼミの開講は、「3年次以上のみ」、もしくは「一部の学生を対象」という大学も多いのですが、大分大学経済学部では、1年次から4年次の4年間ゼミに所属し、ものごとを深く考える能力とコミュニケーション能力を養います。

[3] 経済以外の専門性を有する広範な教員組織を背景とした将来の進路の多様性

大分大学経済学部は経済学を専門とする教員の他にも、会計学・法律学・地理学・言語学をはじめとする多彩な教授陣を擁しており、学生が指導教員を自由に選択することにより、希望する学問を深く学ぶことが可能です。

この結果、金融機関をはじめとする企業以外にも、公認会計士や税理士、公務員、教員、研究職などに多数の卒業生を送り出し、地元大分や九州のみならず全国で活躍しています。

[4] IBPを中心とした国際的に活躍できる人材の育成

大分大学経済学部では、国際公務員、外国企業勤務、海外ボランティアなど国際社会での活躍を志望する人材を求めています。

こうした学生に対して「ビジネス英語・留学準備集中英語といった専用授業」や「留学期間中に生活費の補助を行う独自奨学金」などのサポートを行うことで、国際的に活躍できる人材の育成のサポートを行っています。

堅実な学生の多い国立大学の経済学部ということもあり、こうした留学に対する助成を希望する学生はまだ少ないのが現実ですので、海外に対する志を持って入学される学生にとっては、非常に恵まれた環境にあります。

[5] 各種奨学金や補助金をはじめとした学生の支援制度の充実

本来、学費が安価であることが国立大学の特徴の1つでもありますが、一方で各種奨学金や補助金のメニューが充実しているのも大分大学経済学部を選ぶメリットです。特に学部独自の奨学金である久保奨学基金は、毎年2年から4年まで3名ずつに年間授業料相当額が給付される魅力的なものです。

この久保奨学基金は2007年、本学部卒業生から頂いた多額の寄付金を基に設立され、これは同窓会と学部の強固な提携関係の象徴でもあります。

自己チャレンジを具現化する大分大学経済学部

本当に志を持った学生なら、個別のサポートを惜しまない。比較的コンパクトな学部かつ、これまでの歴史から培われた先輩方の実績があるからこそできる、ひとりひとりに合ったサポート体制。
自己チャレンジを具現化するための学部。これが大分大学経済学部が他の大学や他の学部との違いなのです。