経営システム学科

経営システム学科とは

経営システム学科は、主として企業(会社)の経営活動やそれに関連する周囲の諸条件(環境)を研究教育する分野です。国や社会の経済を支える生産の最小単位が企業ですから、その経営組織、管理技術、財務分析、人事労務管理、情報処理、会計報告などの科目を学習することは、広く経済活動の理解のためにも有用となってきます。経営システム学科の基礎的な学習として「経営学入門」と「会計学入門」があり、さらにそれらの上に、経営基礎論、経営行動論、会計情報論の三つの講座グループがあります。

 

経営基礎論に属する授業では、企業経営や経営学の発展、会社組織や会社形態、経営戦略や経営心理の基礎、商業流通の原理を学習します。

 

経営行動論に属する授業では、より実践的に、経営戦略、人事管理、企業ファイナンス、交通、物流などを学習することができます。

 

会計情報論に属する授業では、会社経営に欠くことのできない会計データの作成技法である簿記から入門し、会計の理論と規則、外部への会計報告や監査、内部の管理に役立つ製品原価の計算や計画設定、経営分析などを学習します。

講座グループ紹介

経営基礎論講座

■ 企業経営の基本的原理を考える 藤原 直樹 教授

 

経営学は企業など組織のビジネス活動を研究対象にしています。企業の目的は、端的には、利益をあげ、売上高をあげ、組織を発展させることでしょう。しかし、この点を企業に即して、資本家・経営者の立場から考察するのではなく、一歩離れて社会科学として考察することが、ここでの課題です。つまり、企業の目的を達成するためには必然的に何を要することになるのか、また、そのために企業に関わる人々にどのような影響を及ぼすのか、また、企業の外部にどのような作用を与えるのかを、基本的視点から考察してゆきます。

経営行動論講座

■ ヒトとモノの「移動」を考える-交通・物流 大井 尚司 准教授

 

ヒトやモノの「移動」は、企業経営・商業・地域の生活など社会全体を支えています。例えば、高速道路の料金割引問題は、バス会社の経営、トラック会社の配送時間遅延など、ヒト・モノ両方の「移動」が社会全体に影響することを示している問題の例です。「交通論」はヒトの移動を、「国際物流論」はモノの移動を、社会・経済との関係で学ぶもので、本学は九州の国立大学で唯一、全国でも数少ない、両方の科目を学ぶことができる大学です。

会計情報論講座

■ 企業を数値で表現する技術 越智 学 講師

 

会計学は、企業などの経済活動を貨幣数値に変換して伝達する行為(すなわち、会計)のあり方を探究する学問領域です。会計は事業の言語とも呼ばれ、私たちは複雑な企業の経済的実態を一定の会計数値に要約して表現します。そのため、私たちが認識する企業の姿は、会計の仕組みに大きく左右されることになります。簿記は、その基礎となる記録計算技術であり、簿記なくして会計は成り立ちません。簿記の講義では、企業の経済活動を貨幣数値として記録計算し、会計数値を作成する具体的な方法を学習します。