学部長挨拶

 大分大学経済学部は、1922年に官立大分高等商業学校として創設されて以来、2022年には創立100周年を迎える伝統ある学部です。この間、2万名におよぶ卒業生が地元大分をはじめ、九州一円から関西、関東さらには世界に向けて羽ばたいており、地域社会や国際経済の中核を支える人材として活躍しています。

 経済学部では、経済学、経営学を中心にした社会科学の様々な分野について、基礎から応用・実践に至るまで幅広く学修することを通じ、社会や経済の変化に対する適応力を高めるとともに、創造性を発揮するために必要な基礎的能力を高めることを通じ、経済社会の動向を的確に把握し、社会の中核を支える人材を養成することを目的としています。

 2017年に、教育内容をさらに充実させるため「社会イノベーション学科」を新設しました。同時に学部全体として学際的・総合的な科目が履修できるようカリキュラムを編成しています。「経済」「経営システム」「地域システム」の3学科に加わった新しい「社会イノベーション学科」では、企業、行政あるいは組織間で、イノベーションを手がかりとして社会の課題解決に向き合う人材を養成することを目的とした学科で、2021年春に最初の卒業生を送り出しました。

 経済学部の教育の大きな特徴は3つあります。まず、4年間の卒業までのすべての学期に少人数編成の演習科目を配置し、きめ細かな指導を行っています。

 次に、グローバルとローカルの視点に関わる内容です。1年間留学しても4年間で卒業できるIBP(インターナショナル・ビジネスプログラム)などの経済社会のグローバル化に対応した教育を展開し、国際的な視野を持った人材の育成を行っています。同時に、地域社会における様々な課題を解決する能力を育成するために、「田舎で輝き隊!」という実践型のプログラムをはじめ、「社会イノベーション学科」を中心に課題探求型の授業を実施しています。

 最後に、四極会(経済学部同窓会)、日本税理士会連合会・南九州税理士会、大分県弁護士会、連合大分、大分銀行、野村証券、JR大分シティ、ジェットスター・ジャパン等の多くの寄附・連携講義を通じて、地域社会、企業、各種団体、同窓会と広範囲に連携した教育を強力に展開しています。

 これらの多彩な教育内容に加えて、卒業生からの寄附による独自の奨学金や,大学全体のキャリア支援とは別に経済学部独自の就職支援室による就職サポート、四極会(経済学部同窓会)との協力関係といった学生支援体制も充実しています。

 大分高商・大分経専・大分大学経済学部とつながる伝統の魅力とは、具体的には2万人を超える卒業生の存在と考えることができます。先輩方の社会での貢献,母校を気にかけて下さる先輩方の存在により、後に続く学生に力を頂いています。社会を支える卒業生の存在、社会から支えられる大分大学経済学部が、伝統の力を後押しし、次の100年にさらに飛躍できるよう努力を続けて参ります。

 

経済学部長 髙見 博之