学部長挨拶

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伝統と革新

経済学部長 高見 博之

 大分大学経済学部は、2022年に創立100周年を迎えました。経済学部では、経済学、経営学を中心にした社会科学の様々な分野について、基礎から応用・実践に至るまで幅広く学修することを通じ、社会や経済の変化に適応し、創造性を発揮できる基礎となる能力を高め、社会の中核を支える人材を養成することを目的とし、2万人を超える卒業生を社会に送り出してきました。

 これまで、経済分野、経営分野、地域研究分野の大きく3つの分野で蓄積してきた実績を基に、分野横断的に教育内容をさらに充実させるため、2017年に「社会イノベーション学科」を新設しました。この学科では、企業、行政あるいは組織間で、イノベーションを手がかりとして社会の課題解決に向き合う人材を養成することを目的としています。1年次後期の学科固有の少人数編成の演習科目において、地元の自治体や企業等の学外組織と連携して、学外でのフィールドワークも行います。入学後の早い時期に、教室内だけでは実感することが難しい地域の実状、課題に直面することから出発し、課題解決に向けての手法を経済学部で学んでいきます。2023年3月には3回目の卒業生を送り出すことができました。

 経済学部生としての専門知識、思考方法の基で、社会イノベーション学科の成果を活かし、地域課題に取り組むフィールドワークなどの学外での活動や、授業での研究成果を発信する形式により学外組織や他大学との交流を行う授業など教室外、学外に飛び出すタイプの授業は、今後、ますます増加していきます。

 地域で、全国で、世界で活躍するために、ここ大分の地で学びませんか。経済学部でみなさんをお待ちしています。