伝統と未来
経済学部長 高見 博之
大分大学経済学部は、2022年に創立100周年を迎えました。この間、経済学、経営学を中心にした社会科学の様々な分野について、基礎から応用・実践に至るまで幅広く学修することを通じ、社会や経済の変化に適応し、社会の中核を支える人材を養成することを目的とし、2万人を超える卒業生を送り出してきました。
本学部は、経済分野、経営分野、地域研究分野の大きく3つの分野での実績を背景としながらも、 2024年度に「総合経済学科」の1学科6コース編成へと大きく変わりました。「社会イノベーション学科」で培ってきた入学後の早い時期に、教室内の講義だけでは実感することが難しい地域社会の実状、課題に直面することから出発する課題解決に向けた手法の修得といった教育技法について学部全体に拡大し、学科の垣根を外して分野横断的に総合的に学べる体制への移行です。
国連SDGsに対応しつつ、その先にある社会的課題にも対応できるよう、「サステナビリティ」を軸とし、地域・社会・生活の質を向上させる教育体制へシフトしていきます。伝統を基盤とし、未来を見すえて、地域で、全国で、世界で活躍するために、大分の地で学びませんか。経済学部でみなさんをお待ちしています。