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豊後大野市での地域公共交通と地域づくり―全国初の取組「おでかけま~す」

 経済学部大井尚司ゼミナールでは、2013年度から、公共交通の利用促進を目的に豊後大野市と連携して調査研究を行っております。2022 年11月24日、豊後大野市大野町土師地区で、豊後大野市が実施する官学連携公共交通利用促進事業「おでかけま~す」と、大分県が実施する先端技術などを活用した次世代モビリティサービス「医療MaaS」の実証実験を一体的に行う、日本初の取組を行いました。
 「おでかけま~ す」は、「おでかけ」と「MaaS(Mobility as a Service)」を組み合わせた造語で、目的と移動を一体で考える取組です。移動販売車や医療サービス等生活サービス提供者とサービスを受ける人が、先端技術等を活用しながら、お互いが歩み寄ることで、持続可能な地域社会の構築の可能性について効果検証を行いました。また、医療MaaSは、他県でされている専用の移動診療車を整備しての実施ではなく、公共交通機関の利活用も目的に加え、さらに、自治体が既に所有するコミュニティバス等の活用を想定した実施で、全国初です。本事業は2023 年度も継続しており、効果検証を行っていきます。

豊後大野市での調査の様子