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経済学研究科の新企画「ビジネスパーソンのための経営サマースクール」の第3回を開催しました

 2023(令和5)年9月23日(土)、J:COMホルトホール大分サテライトキャンパスおおいた講義室にて、経済学研究科の新企画である「ビジネスパーソンのための経営サマースクール」の第3回を実施しました。12名ほどの参加がありました。今回は2023年4月より大分大学経済学部経営システム学科に着任された松谷 葉子(まつたに ようこ)准教授を講師とし、「組織の成果とは何か  -組織マネジメントから考える「成果」-」という演題で講演がありました。

 冒頭で、大学の電子工学科で電磁波を研究した後に医療機器メーカーに就職し、その後は経営コンサルタントを経て独立し、そのうえで経営学を学びに大学院に入り直し、他大学での新学科創設等に関わった後に大分大学に着任した、との自己紹介がありました。続いて、日本社会のあり方が現在大きく変わり、テレワークの進展により時間や空間を他人と共有しなくても「しごと」ができるようになっていること、また、副業も可能となっていることの説明がありました。そのうえで、経営学で提唱されてきた組織の概念、および成果を測定する数字上の様々な指標を紹介しました。そして、どの指標を使うかによって成果が変わるが、現在は「しごと」のあり方が大きく変容しているため、数字上の指標のみでは成果を測定できず、個々人の「価値」を基準として成果を考えないといけないのではないか、との指摘がありました。

 講演後には大学院生、大学生、社会人などからさまざまな質問が寄せられ、終了予定時刻を超過するほどの活発な意見交換が講師との間で展開されました。