本学部では、地域経済の研究拠点となることをめざし、2007年に地域経済研究センターが設置されました。このセンターでは、地域の経済をめぐる課題や将来について、市民や行政担当者、研究者らが現状認識や問題意識を共有すべく、毎年、シンポジウムを開催してきました。直近２回のシンポジウムは新型コロナウイルスの感染拡大で延期を余儀なくされていましたが、2022 年８月、２年ぶりの開催にこぎ着けられました。今回は、「人口減少時代の地域づくり」をテーマとして、一般市民や学生を中心に約100 名が参加しました。シンポジウムでは、研究者や実務家によって、現在の日本の人口動態とその背景、人口減少を抑止する国・地域の政策の内容と効果、人口減少下での地域活動といった報告がなされ、会場からの質疑も交えて活発な討論が行われました。久しぶりの対面での開催であったこともあり、参加者の質疑応答も熱気を帯び、実り多いシンポジウムとなりました。