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「子どもの貧困」をリアルに学ぶ― 子ども食堂でのセミナーを実施中

 「子ども食堂」を知っていますか。7人に1人の子どもが貧困状態にあるという「子どもの貧困」問題が注目されています。経済学部では、リアルに現場をふまえながら、課題を自分ごととして考える授業の1つとして、この「子ども食堂」での授業を行っています。平日の夕方に小中学生と遊び、勉強し、ご飯を食べながら、子ども達の目線で問題を考えていきます。最初は「貧困問題」というと身構えてしまうのですが、徐々に自分の幼少時代と重ねあわせ、どうしたら子どもたちの学びの場になるかを真剣に考えていくようになっていきます。2016 年からスタートし、毎学期30 名程度が参加するセミナーを開講し、これまで多くの経済学部生の学びの場になっています。セミナーが終わって、子ども食堂に関わり続ける学生さんで成り立っていて、先輩が後輩に子ども食堂の課題をいろいろ伝授もしてくれています。こうして、経済学部生を中心として他学部の学生さんもボランティアで参加することで、敷戸団地内にある子ども食堂「すみれ学級1組」は運営されています。月から土まで毎日17 時から20 時まで自由に参加できる子ども食堂は、経済学部生の居場所でもあり、子ども達の居場所にもなっています。

子ども食堂の様子