家業の継承を支えた分大経済での学び
北川 滉志さん
経済学部 経済学科
卒業生(2020年3月卒業)
私は現在、家業のふぐ料理屋にて営業や接客、お客様の送迎など様々な業務に携わっています。また、本業の一環としてNPO法人下関幕末維新村、関門関旅会で関門地域の観光を盛り上げるための組織を運営するとともに、社会人サッカーチームFC バレイン下関応援団にて地域のスポーツ文化を盛り上げる活動を行なっています。
大分大学に入学後、まず簿記の授業を受けられたことは大学生活、そして社会人になってからも大いに役立っています。最初は「将来の仕事に直結する」という理由から熱心に取り組んでいましたが、受講するにつれて自分自身の生活上の考え方に影響を及ぼし、ニュースも理解しやすくなりました。最終的には日商2 級の範囲の授業まで履修しましたが、社会人1年目から使える武器の一つとなりました。また、3年次には林先生のゼミの1期生として琉球大学や関西学院大学など7大学が集まって開催される合同ゼミに参加し、他大学と政策討論を行いました。その準備の過程で、毎週ゼミの時間に発表をする機会があり、発表の根拠となる「情報収集」や「丁寧な説明をする訓練」、「他のゼミ生への質問・意見」を繰り
返し行い、正に「社会人になるためのトレーニングの場」となりました。グループのメンバーと試行錯誤しながら半年間準備しましたが、いざ本番を迎えると他大学の方々の発表のクオリティの高さ、質問の鋭さに圧倒され非常に身の引き締まる思いをしました。
2年次でも高大連携のゼミを履修していましたが、学内はもちろんのこと学外の方々と交流できる授業が多く、自分自身の置かれている環境を再確認し、客観的に考え伝える訓練を行うことができたのは非常によかったです。在学中に多くの方々と出会い、交流し、多種多様な考え方に触れて自分自身を更に磨き上げてほしいと思います。