分大経済で得た、働きながら考えるという経験
古椎 正暉さん
経済学部 社会イノベーション学科
卒業生(2022年3月卒業)
私は現在、県内の酒類メーカーで焼酎製造の一端を担っています。在学時には社会イノベーション学科に所属していました。1年時では経済学の講義をまんべんなく受け、2年時からは希望していた社会イノベーション学科の専門的な講義を受け始めました。3年時からは少人数制のゼミに所属することでそれまで学んだことを実践するなど、段階を経てイノベーションとかかわる機会をたくさんいただきました。
特に私は動きながら考えるようなゼミに所属しており、大分の歌の魅力を発信する音楽祭の運営や、竹田市長湯地区にある温泉のPR、大分県サッカー協会や次世代モビリティプロジェクトへの参画などを経験させていただきました。活動の中には自分が知らない分野のものもありましたが、まず現状を知る中で課題を見つけ、ゼミ生と議論をして案を出し、実行していくというプロセスを行っていきました。その中でどのようにして課題を見つけるか、チームで動く際はどのような役割をもって自分が動けるか、社会人の方と接する中で何に気を付けなければいけないかなど、机上の勉強では忘れてしまう可能性があることも、体験することでリアルに自分の中に刻むことができ、その1つ1つが大学時代に頑張ったこととして胸を張って言える経験となりました。入学前にパンフレットの学科案内を見て、自分の中で描いていた学びたいことの理想がありましたが、今思い返すとその理想を超えるような濃い時間を過ごすことができたと感じています。
また、県内就職を希望していた私にとって寄附講義などで県内企業についての学びの場が多かったことも自分の進路を考えるうえで大きな要因であったと感じています。
私はかねてより希望していた企業に就職していますが、間違いなく大分大学経済学部で学んだ経験があって今の私がいます。その環境を与えてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。