先輩からのメッセージ

大学生活で磨いたコミュニケーションが武器に

戸澤 凌さん

経済学部 経済学科

卒業生(大分瓦斯株式会社勤務)

私は現在、大分瓦斯株式会社の施設課施設係に所属し、主に道路上でのガス工事を担当しています。工場で製造された都市ガスは、地中に埋設されたガス管を通じてお客様の元へ届けられます。この埋設されたガス管の更新工事や、新規敷設工事等の施工管理が主な業務です。また、道路形状変更や、電線地中化等の都市計画においては、主導する行政等と連携しながらガス管の移設工事など、「街づくり」に参画することもあります。大学では街づくりを自主的に学んでいたので、都市ガスというインフラを通じて地元に貢献できることに大きなやりがいを感じています。

私は大学時代にずっと演奏活動を行っており、他大学生は勿論、歳も立場も違う社会人の方々と演奏する機会が多くありました。その中で特にコミュニケーション能力が磨かれ、それが現在の仕事に生きていると思っています。ここでいうコミュニケーション能力とは、ただ単に楽しく会話が出来ることを指している訳ではなく、様々な場所・場面で、自分に求められている言動や居方を考え、あるいは察してそれに応える。こうした立ち振る舞いも、その能力の1つであると考えています。

私たちの仕事は「準備8割」と表現されるほど、事前の準備が重要です。その準備には、行政機関や他企業、他工事担当との打ち合わせ、地域住民への挨拶周り、他部署との連携、工事業者との工程調整など、あらゆる場面で最適なコミュニケーションが求められます。大学時代に磨いたコミュニケーション能力があらゆる場面において大きな武器になっているといっても過言ではありません。

強い動機を持って大分大学を選んだわけではなかった私ですが、大分大学での学生生活を通じて得た様々な出会いが、人生を豊かにしてくれました。今では、大分大学に入学出来て本当に良かったと感じています。